キャリコンにはどうすればなれる?

キャリコンにはどうすればなれる?

キャリコン(キャリアコンサルタント)は、2016年の職業能力開発促進法の改正に伴って国家資格化されました。
そのため、キャリコンになるには国家試験に合格する必要がありますが、この試験には受験資格が設けられています。
キャリアコンサルティングの実務経験が3年以上ある方は条件を満たしていますが、厚生労働大臣が認定する講習を修了すれば実務経験が全くない方でも受験資格を取得することが可能です。
厚生労働大臣認定講習は、150時間のカリキュラムで構成されています。
内容としては、キャリアコンサルティングの社会的意義が2時間、キャリアコンサルティングを行うための知識が35時間、キャリアコンサルタントの倫理と行動が27時間、その他が10時間となっています。
厚生労働大臣認定講習は、未経験からキャリコンを目指す上で最も効率的な方法となりますが、この講習はキャリコンに求められる知識やスキルを効率的に学べるようになっているので、実務経験を積んだ方でも講習を受けることで合格の可能性を高めることが可能です。
また、以前は150時間のうち半分以上の時間は指定の教室や会場に通う必要がありましたが、新型コロナウイルスの影響もあって現在はオンラインでの受講が認められているので、様々な事情から通学するのが難しかった方でも手軽に受講できるようになっています。

キャリコンの国家試験受験を考えているかたへ

キャリコンは平成28年から国家資格となったばかりで、まだ比較的新しい資格です。
キャリコンになるためには、この国家試験に合格し、名簿に登録することによって名乗ることができるようになります。
また、だれでも受験できるわけではなく認定する講習の課程を修了していること、関連職種において3年以上の実務経験を有すること、技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格していることのいずれかの要件を満たしている必要があります。
試験は学科と実技とが行われ、学科は四択式で100点満点中70点以上で合格、実技は論述と面接とが行われ、150点満点で90点以上で合格となります。
受験費用はそれぞれ、8900円、29900円となっており、試験は年に3回、全国10か所で実施されています。
受験申請は、Webで実施することが可能です。
次回、11月に実施される試験については受付を終了しているため、次回は令和5年3月3日(日)に実施される回から受験することが可能です。

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